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今のぼく、そして過去のぼくのこと。


by cheaptrip
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長野の駅そば

とゆーわけで、連休最後の月曜日、9時過ぎに新宿駅を出発し、大宮から長野行き新幹線にのり、長野へ。

長野駅に降りるのはたぶん20年ぶりだ。当時長野と言えば駅の立ち食いそばだった。今はもうないが、新宿駅から夜行に乗り込み、乗り継ぎ乗り換え塩尻や松本に長野。いつも夏の終わりと言うか、信州はすっかり秋の気配であり、朝の冷たい空気の中でネギが大量に入ったかけそばを大急ぎですするのは、とても旨かった。
という我が青春の思い出をもう一度体験したいと思い大宮から僅か1時間ちょっと。さっき小さなおにぎりを2個食べたばかりではあるが、新幹線改札から一旦在来線ホームに降り、ホームの外れにある立ち食いそば屋に向かう。
しかし、長野新幹線は景色が良くない。高崎を過ぎ、トンネルをいくつか抜けるともう軽井沢である。あまりにもあっけない。今度からは中央線経由にしようと思う。

かけそばが270円。昔は210円だったと思う。

薄味のつゆに、白っぽい麺。一件湯麺を連想するが、昔食べた丼の中がどのようなものであったかは、全く記憶になく、しかし、ネギは盛り放題ではなく、おばちゃんがちょろりんと乗っけてくれるだけであった。こんなものであっただろうか。。。とちょっと首を傾げつつも、一気に食べる。晩秋の冷たい空気の中ホームからシュウシュウと景気良く湯気が立ち上る立ち食いそばというのは、旅情があって良い。
ホームの横には、各駅停車「戸隠号」というのが出発するところであった。金がなくて乗る事が出来ずただ指をくわえて恨めしそうに通過するのを見送った、信越線黄金期の特急型電車が今や、長野ローカルの普通列車用として健気に働いているのを知る。

オリンピックの関係だろうか。駅の中も外もすっかり街並が変わっていた。
善光寺の門前で喰ったおやきの味だけは、まだうまい。
by cheaptrip | 2008-11-07 13:22 |