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今のぼく、そして過去のぼくのこと。


by cheaptrip
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主食

米がもうすぐなくなる。しかし、何かとモノイリなこの時期に、まとまった出費は避けなければなるまい。昨日は、仕事場を閉めたあとに表参道、M氏のオープニングに出席するが、その直前に高野山の師匠から電話があり、明日の打ち合わせは時間が取れそうもないので、今日中に済ませたいとのこと。というわけで、せっかくのパーチーなのに、ビールのひとつも飲まずに、関係者に挨拶だけ済ませ、そそくさと師匠と外へ出る。マークシティーの上にあるホテルのロビーラウンジ。静かだし、2人くらいならたいていすぐに席が用意される、値段もホテルの喫茶店としては安い。渋谷で打ち合わせに向いたお店を探すのは結構大変だが、ここが出来てからはかなりの頻度で打ち合わせや待ち合わせ場所として活用している。というわけで、コーヒーだけで一時間強過ごし、終わったのが午後10時前。十二指腸潰瘍を患っている師匠はここ1週間おかゆしか食べない。ということだし、こちらも金がないのでそのまま師匠と渋谷で別れる。空腹だ。一旦事務所に戻り11時少し前に帰宅。家の飯釜は空なので、ラーメンでも喰いたい所だったが、妻がスパゲッティを茹でてくれた。本当はそうめんが大量に余っており、そちらを喰わせたかったらしいが、男はだまって大盛りのスパゲッティと相場が決まっている。ホワイトソースの素が余っていたのでカルボナーラ。大盛りね。
米がさみしい時期は麺類の常備がとても頼もしい存在に思える。
しかし、スパゲッティといえば、子供の頃はミートソースとナポリタンくらいしか無かった。大体「イタリアン」というジャンルのお店があったかどうかも怪しい。基本的にスパゲティは喫茶店の喰い物である、というのが20代の中頃までの常識であった。ぼくがカルボナーラを初めて喰ったのは、たぶん23くらいの頃で、銀座の「マリオ」というそれはそれは洒落たイタリアンレストランでした。
当時付き合っていた彼女がイタリア人だったとか、そんなことは全くなく、元祖雨男のK君が連れて行ってくれて、たまたま彼と同じものを食べたに過ぎない。
そこのカルボナーラは、フェトチーネというのか、例のきしめんみたいな姿をしている麺であり、濃い黄色をしたソースによく絡んでうまかった。

さて、本日も米びつには米が寂しい状態であるのには変わりはなく、一日分の消費量三合を使ってしまうと来週の頭には喰い尽くしてしまう危険性があった。資源が枯渇すると省エネではないが省コメというのだろうか、色んなことを思いつくもので、冷蔵庫にしばらくの間眠りっぱなしであったカブを2個皮を剥き、細かく刻んで釜に投入。あと常時貯蔵している押し麦と岩手の雑穀ミックスを大量に投入し、ショー油と昆布、一昨日作ったカツオだし(タンスの片付けをしたら開封済みのかつお節が出てきた)などを混ぜて炊飯器のスイッチを入れた。これだけ具を投入すれば二合弱の米が、4合近い不思議炊き込みご飯になるのだ。これで明日の午後までの食料は何とかなる。
という訳で、今月は全く外食せずに健気に三食自炊生活を送っているのです。
by cheaptrip | 2008-12-20 14:07 | 日記風