今のぼく、そして過去のぼくのこと。


by cheaptrip
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カテゴリ:悶絶A定食( 5 )

川口

日曜日だが、昼には川口にいた。仕事で。

荷物の納入先である市立の立派なギャラリーは、昔ビール工場の敷地であった。子供の頃祖父の家に遊びに行った時、赤羽から京浜東北線に乗り、川口を過ぎると茶色の有葢車がずーっと連なっているのを見ていた。貨車の行列が途切れると西川口、蕨で、祖父の家のある南浦和が近くなる。南浦和は電車の終点なので、駅が近づくと電車はスピードを落とし、ゆっくりと転轍機の上を通過し折り返しホームへ入る。ゆっくりした速度はこれから始まるであろう祖父の家での楽しい時間を過ごす序曲のようでもあり、子供ながらに心躍る瞬間でもあった。

大学を卒業する直前だったと思う。今度は川口の忠実屋というスーパーをダイエーに改装する仕事で1ヶ月程働いた。古びた鋳物工場のある町はあちこちでほじくり返され、区画整理、道路の拡幅をやっていてやけにほこりっぽい町であった。ぼくたちは、毎日朝の8時から夕方の6時まで、床にタイルを貼ったり、什器を組み立てたり、要らないゴミを廃材車に何度もなんども運んだり、渋滞で遅れているトラックを寒風の下で待っていたり、ということをしていた。昼食は、毎日現場のすぐ近くにある「餃子甫」という中華料理店にいった。以前「悶絶A定食」というカテゴリーで書いたが、Q定食R定食までバリエーション豊かであり、1ヶ月行っても全部のメニューを制覇する事はもちろん出来ないし、先週食べたのが一体、Cだったのか、Fだったのかすらよく分からない、という変な店だったが安くて、うまかった。暖房の効かない閉店中の店の中は体の芯まで冷えてしまうから、海老のチリソース定食とか、麻婆豆腐などといった辛くてボリュームのある昼飯は生き返るような思いであった。


今日は川口で育ったという写真家I氏と一緒に車で新宿から川口へ。30年前の川口の写真を並べる為にやってきた。明治通りから飛鳥山を左折都電の並走区間を下り王子駅のガードをくぐる。王子の駅前にはマクドナルドがあるが、物心ついた時から同じ場所に赤い看板。それを右にみてすぐ、北本通りに入る。都電荒川線はかつて、王子からこの道をずっと進み赤羽の交差点まで通っていた、というのは父親から聞いている。
今の赤羽岩渕駅の真上に位置するが、都電が通っていた頃は、終点の赤羽根停留場付近は映画館なども立ち並ぶ繁華街であったそうだ。今は東京の北の外れ、場末ということばがぴったりくるような素っ気ない街並。東京の残り香を確認するように車は快調に走り、荒川を越える。

川口元郷駅のほうから六間道路を進むとかつてぼくが工事をした現場。今は普通のショッピングモール。久しぶりに例の食堂を見てみたかった。
半年前は休みであったが、まだ看板も健在だったのだが、どうやら最近建物ごと取り壊され、駐車場になっていた。
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by CHEAPTRIP | 2008-12-07 17:57 | 悶絶A定食

餃子モンダイ

3日連続で外食続きで家計が心配です。  お祝いは文具券。

家に帰る途中、妻の友人のミュージカル俳優Kさんとばったり。そういえば、今月いっぱいまで四谷に住んでいるのを思い出す。で、これから水餃子のうまいお店に行くので一緒についていくことに。我が家から3分ほど歩いた新宿通り沿いにあった。東順永

で、先に結論を書いてしまうけれど、いやぁ、こんな水餃子喰ったことがない。餃子でありながら小龍包のようなうまみスープたっぷり。タレつけずにバンバンたべてしまうのが正しい喰い方らしい。
水餃子を4人で7人前、さらに焼き餃子を3人前食べる。その他にもワンタンラーメンも。

で、餃子で思い出すのは、なぜラーメン屋の餃子は一人前6個なのか?ということである。
前にもにたようなことを書いてしまったような気がするが気にせず進むけど、普段家で餃子を焼くときは妻とふたりで30個焼くらしい。で僕が20個、妻が10個という、体格的比例配分法によりぼくの手元にくる訳である。

それが6個という中途半端な数字はいったい何の根拠があってやっているのだろう。
あるいは、そばやのもりそばちょろり〜ん攻撃と同じ作戦で、足りない輩は最初から2枚頼めということなのであろうか。
ということは、餃子が1枚550円平均だとして、12個で、1100円僕が満足できるとすると、18個で1650円もするということになる。これがラーメンで許せるのは、赤坂栄林の酸辣湯麺と、入船のはしごの太肉担々麺くらいのものだ。ちと高すぎる。かつての新幹線食堂車のカレーライス1100円と同等に許せない値段です。

あと、店によって、餃子の出てくる時間が妙に違うのは何故か?
餃子の王将とか、ラーメン天下一あたりだと、まず瓶ビールに餃子となるが、注文すると、だいたい20秒後くらいには、既に餃子が目の前に並んでいたりする。非常に喜ばしいタイミングである。餃子の馬鹿食いではなくとも、メインの料理が出来上がる前に焼きたての餃子とビールで小腹を満たし、次にやってくるであろう、白身魚の甘酢あんかけあたりのくるのを静かに待つ、というのが一番良いタイミングである。

しかしながら、現実には、中華料理店というものは、だいたいこちらの順序というのを無視して、次から次へと出来上がった順にバンバン持ってくるというのが常である。
その際、餃子が中々焼き上がらず、最後の方に出てきたりすることもまま、ある。
あれは、よろしくない。
だってそうでしょう。

炭水化物豊富な皮と、びっちりパンパンに詰まった量感たっぷりの餡で出来ている餃子というのは、小腹が満たされてくると、あまり食べたくないものだ。
食べる順序を間違えると、食べきれなくなってしまうことが最近富みに増えてきたような気がする。う〜む年を獲った。
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by cheaptrip | 2006-01-28 12:54 | 悶絶A定食

さらにつづき

カテゴリできっちり抽出の上最初から読んで下さいね。

悶絶A定食のつづきのつづき。


で、「1定食」である。

よくみたらどーも
「I定食」のようである「アイ定食」

なぜなら、横に「J定食」というのがあるからだ。
どうも、この店は定食の種類がやたら多いのである。

ここまできて、初めて我々は、噂にきくA定食やの正体を知るに至ったわけである。確かにすごい種類だ。いくら店主のサービスであれ、種類の多いのが好き♡というセンスの持ち主であれ、異常ですよ、異常!

ざっと並べてみよう。

A定食 ラーメン  半チャーハン
B定食 五目焼そば  ワカメスープ
C   中 華 丼

まだまだいきます。


D とりそば 餃子セット

E 天津飯と半ラーメン

F 酢豚定食 半ラーメンセット

G にくうまにごはん 定食


もうやめとけ!


H カシューナッツとり肉炒め定食(ザーサイ付)

I 海老のチリソース炒め定食

J ホイコーロー定食

K ……

まだまだ続く。

Q 豚角煮丼 野菜スープ付

R きくらげと卵の炒めもの定食

S パイコーチャーハン半ラーメンセット

しかも、AとかBあたりは既に亜流が発生している。

Aー2 ラーメン ギョーザ 
Aー3もやしそば ギョーザ

Bー2 エビ焼そば ワカメスープ
Bー3 肉焼そば  玉子スープ

などという具合なのだ。

前項でABCは選びやすい、といったが、
あまりの種類の充実度に、どれにしたらいいのかわからない。

しかも勝手しったる常連達は
「え〜と、今日はBの2で」
「俺はF、ライス少なめで!」

などとすみやかに発注し、

店のおばちゃんも
「カウンターBの2でぇす!」
なんていってるのです。

そんな中、ボクおよび、相棒F君はいまだに決められない。
先程から店の壁を何度見回したことか!

若干のアセリを感じながら
さっきまで「日替わり定食上司」を主体性のない男だと攻撃したことを反省した。
今、この局面で優柔不断なのは、どうみてもたかが昼飯の注文すらできない
我々のことである。

「お決まりですか?」
の声に背中を押されるように二人は口をそろえていった。

「タンメンと半チャーハンくだしゃい」

ウソだと思うでしょう、
本当なんですから。。。

まだあるのかなぁ。あの中華屋。
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by cheaptrip | 2004-03-16 22:22 | 悶絶A定食

悶絶のA定食(つづき)

というわけで、話はボクの相棒F君が、ケツ筋をキュとしめたところからはじまる。
緊張を押し殺すように
我々は顔を見合わせ
低い声でつぶやいた。
「ここやな」

店はごく普通の中華料理店だ。
スクールウォーズで梅宮辰夫と和田アキ子がやってたような中華といいつつ
ラーメンと餃子がメイン。

昼飯時の人気ランキングとしては、

1位 ラーメン半チャーハンセット
2位 餃子ライス
3位 中華丼
4位 麻婆丼
5位 あとは作れない。

という感じに普通のお店です。

しかし、最近はこういったフツーの中華屋というのが随分少なくなってしまった。なんでも作れるというのは、流行らないのだろうか。
ボクの近所の「庄ちゃんラーメン」はなんでも作れますよ。
夜中なんかいつも外でまってるヒトがいます。
タンメンがうまい!

で、何処まで書いたか忘れてしまった。
まだ店の外である。

…店の中も特に変わったところはない。昼時なので近所の鉄工所のオジサンとか、近くの工事現場の職人、警備員などなど、男ばっかりが賑やかにドンブリ飯とたたかっている。

この店の昼飯は基本的に全て定食である。

A定食
B定食
C定食
などあらかじめ主食とおかずの組み合わせの違いにより自由にチョイス出来るシステムである。特に中華料理は読めない感じもはいっていたりするので、
「まばあどうふ」のようにわざと受けを狙ってみたり、
「什景炒飯」のようにホントに読めなくて困ってしまったりすることもあるから、注文しやすい。

また話は飛ぶが、
名古屋では
A定食もB定食もC定食もとりあえず、全部にエビフライはついてくる。
1度しか行ったことがないが、たぶんどこもそうだろう。

「日替わり」というのもある。
だいたいこういうものを発注する人間は、社内でも主体性のない人望の薄い人材である。特に上司がそのような人間だとこれはかなり悲惨だ。
そのようなヒトは店に入るなりメニューもみないで「日替わり!」といってしまうので、部下もあわてて
「ボクらもそれお願いします」
といわざるを得ない。

可哀想に。たまには魚の荒煮定食なんかじゃなくて、
トンカツ御膳とか食べてみたくないか?

向い(桂馬の方向)の女子社員たちがキャーキャーいいながらマグロ中落ち丼を
たべてるところを恨めしそうに眺めてしまったことはないか?

だいたいこのような上司は、休日出勤のファミレスでも日替わりと叫んでしまうのが、ハズカシイ。日曜日は無いに決まっているだろう!

で、本日のお店には日替わりというのはとりあえず無さそうである。
さて、何を食べようかな、とカウンターの上の品書きをなんとくなく眺めた時
我々の目に入ってきたものは、

「1定食」

「いちていしょくって変ないいかたするもんだね」
「でもにとか、さんとかないね」
「ひらがなばっかりでごめんね」

つづく。
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by cheaptrip | 2004-03-16 21:46 | 悶絶A定食

悶絶のA定食

駅からその店までまっすぐな一本道になっておりまして、通称六間通りと呼ばれております。その昔は本当に道幅が六間しかなかったのでしょうが、今は区画整理による道路拡張工事で大型バスもすれ違える立派な道です。ちなみに、ここまで読んで思わず「ロッケンロール!」と呟いた方、ボクと頭のレベル同じです。今度飲みに行きましょう。というわけで駅から歩くこと7、8分、我々が目指す餃子舗という名の中華料理店はあるのです。有名な「A定食屋」を目の前にしてボクの相棒F君は緊張のあまり尻の筋肉をきゅっと締めた。

これから仕事なのでまた今度に続く。。。
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by cheaptrip | 2004-03-14 20:38 | 悶絶A定食