今のぼく、そして過去のぼくのこと。


by cheaptrip
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<   2009年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

搬入

今は午後11時だ。来週から始まる我が師通称高野山の展示設営を一人でやっていた。
8時過ぎから、のろのろとフレームインをスタートし、途中小腹が空いて弁当を買いに行ったりしながら、超スローである。で、今15点の設置が終わり、ライトとキャプション、物販スペースの設営は明日に回す。

先生の写真は10年以上ずっと見続けてきた。仕事がそうさせたのだが、写真集で、個展で、アメリカの画廊で、くり返し繰り返し見続けてきた。そして今日、自分の手で我が師の写真を選び再構成し、壁に掛ける。設営作業が時々止まるのは、あれだけ何度も見ているのに、いざオリジナルを見ているとつい目がイメージに釘付けになってしまう。全てを掛け終わると心地よい疲労感。とりあえず、コンビニにビール&ほていの焼き鳥缶。

送られてきた写真に1枚サイズ違いで同じ図版が混ざっていた。
会場の設置が終わった後、その作品を事務所の自分の机から真っすぐ見える位置に掛けてみた。毎日いる空間がまるで別の場所のようになった。
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by cheaptrip | 2009-03-29 23:30 | 日記風

レセプションでパスタ

かねがねオープニングパーティーで、茹でたてのスパゲッティが出せないかと思っていた。
うちのオープニングは常連さんが多く、とにかく長い。夕方陽も明るいうちにスタートして、下手すると終電間際まで会場で飲んでいる。当然酒類は途中で一回切れてしまうが、誰かが勝手に買いに走ったりするため、ついだらだらと長丁場になってしまう。
なので、飲み物事情に比べて、食事なんて本当に適当だ。小腹の空いた人が近所の回転寿しとか、セブンのおでんとか買ってくる程度で、もう少しきちんとした食事をしたいなーと思っていた。

サーモスの真空保温鍋シリーズに「パスタクッカー」というお湯を入れ、蓋をして放っておくだけで麺がゆであがると聞き、ちょっと高いが欲しいなぁと思っていた。
しかし、色々調べてみると沸騰したお湯2ℓ以上必要だそうで、事務所の湯沸かしポットでは無理。
それだったら、普通にIH のコンロを事務所に置いて鍋でやっても一緒だなぁと思い直す。

オープニングでパスタを出すとすると、真っ先に思い浮かぶのが、何時も眺めるだけで絶対に買わない、輸入食材コーナーに並んでいる瓶入りのパスタソースなど、日頃の夕食用としては予算オーバーだが、オープニング用に出す食材費としては、かなりの節約になるから、こういう時に導入してもバチは当たらないだろう、という魂胆がある。

レセプションでパスタを供する、というのは我ながら良いアイデアと思うが、実際やってしまうとますますいつまでもパーティーが続いてしまうような気もする。
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by cheaptrip | 2009-03-28 17:33 |

ウオーター・フロント

先日の月曜日の夜だったか、教育テレビで森山さんのドキュメンタリ番組をやっていた。
テレビないもので全然知らなかったが、放送の直前に電話で教えてもらったので、ケータイ電話のテレビで見た。おかげで番組が終わる頃には電池切れた。

印象的だったのが、「新東京」シリーズの撮影風景、豊洲のたぶん魚市場の移転予定地辺りと思うが、
廃墟でも見ているかのような視線でしかしながら普通に撮影している図。
2年前から某所の課題で「好きな東京、嫌いな東京、無関心な東京」を写真にして持って来させる課題の講評をしているが、まず間違いなく豊洲、有明、青海といった風景は出て来ない。
ステレオタイプな東京の印象に当てはまるものが、ここウオーターフロントの未開発地域には何もないからだ。見るべきものがないのではなく、何も見えないと言うべきか。
好きの反対は無関心である、というのがこの課題のキモなのだが、自分の無関心に関心を向ける事は結構難しい。しかし、嫌いどころか全く無視されてきた物事にこそ、写真は何か写してくれる様な気がする。課題の講評をしながら、むしろ若い人にこそこのエリアを撮ってもらいたいとかねがね思っていたが、葛飾、千住、墨東とまわって、あっさりとこのエリアへ足を運んで行った森山さんの仕事ぶりに改めてそのすごさを見せつけられたような気がしている。
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by cheaptrip | 2009-03-18 11:52 | 写真

街角のアート

午前中代官山へ行く。財布を見たら500円しかないことに気がつき、日比谷線廻りで恵比寿。そこから歩いて行った。11時丁度に開いたばかりのギャラリーで個展を見た。誰もいないと思っていたらちゃんと作家が詰めていたので驚いた。大したものです。

渋谷まで歩いて、副都心線廻りで帰ることにする。東横線の高架に沿って坂道を下りながら、カラー工芸社の前の歩道橋を渡って線路の反対側に行くかどうか少し迷ったが、わたらずに写真学校の前のやたらと車の通行が多い線路際の一方通行を車とは逆に歩く。246にぶちあたる角に「やまがた」という一杯飲み屋があるが、そこを右に折れてすぐのところに、地下横断通路がある。ここなら歩道橋をわたらないでも、宮益口の地下鉄の乗り場にスムーズに行ける。
この地下歩道今も薄暗いが1990年頃はもっと汚かった。路上禁煙なんてどこ吹く風、タバコの煙は立ちこめ、落書きとビラで埋め尽くされて、そこら編に路上のヒトがのびている、という風景は繁華街のガード下ならどこでも見られるものだった。

幾分明るい雰囲気になったのは、そこに色ペンキで絵が描かれているから。何故か、魚が泳いでいる図である。渋谷の246のガード下になぜ海のサカナの絵を描く事になったのかは今ひとつピンとこないのだが、たぶんこれが世間で言う町をアートで彩る、とゆうやつなのかもしれない、と思った。なぜサカナなのか、その辺の理由はハッキリしないが、いずれにしても役人が決めて、誰かにサカナの泳ぐ図を発注したのだ。確証はないけれどきっとそんなところだ。

妙に子供の絵本みたいな絵なので不思議な気分でその通路を歩いていたら、反対側の階段の上がり口に「おさかな、なんびきいるかな?」と添えられているではないか。
子供っぽいのではなく、子供に向かってこの絵は描かれているのである。
繁華街のど真ん中にある薄暗い地下歩道に、一体いつお魚の数を数えるような年齢の子供が通行するのだろうか。子供の親だって、多少遠回りでも地上の歩道橋を使うような汚い通路である。

教育問題を議論しているNHKの番組は、決してその辺の、逆に教育してやりたい親ばか達には決してメッセージが届かないように、お魚の数を数えさせるこの絵の本旨はここでは全う出来ない。

むしろ、横の「やまがた」に出入りしている金のないアート関係者(つまり俺のことだけど)に「赤ちょうちん」の絵でも描かせた方がずっといいのに、と思う。あとは、デコトラに描いてあるような、八代亜紀とか工藤静香の肖像とか。夜更けに地下道を通ったら酒を飲まずにはいられない、という絵の方が町に対して正直で良い。酒代を落とすから区も税金が増えて言う事無しではないか。

とゆーうことをつらつら考えながら四谷に戻る。
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by cheaptrip | 2009-03-13 20:18 | 日記風

卒業

この10日程、出講している学校の卒業がらみの行事が連日あり、ほとんど事務所にいなかった。
諸々昨日で全て終わり、少し疲れました。

何日前のことか忘れてしまったが、今期で辞める学校の謝恩会というものがあり、例によって一次会の終わり間際、8時半頃に顔を出す。6時スタートって、ちょっと早すぎです。

他の先生には特に伝えていなかったのだが、今期でぼくが辞めることを聞いて、色々言われました。
今年は4人辞めるらしく、来年どーするんだ、とも。
で、謝恩会であるから一応は祝辞を述べるのだが、何を言って良いのやら全く頭になく、というか全く印象に残らない学年ということなのだけど、「特に無し」と申しあげ席に戻ってしまった。
二次会はカラオケボックス。、翌日は別の学校の卒展の立ち会いであったが、少し付き合う事にする。
卒業生の半分くらいが外で立ち話してて、中で一生懸命盛り上げているのは年上の先生と、1年生ばかりって一体何なのだろう?と思い、途中でばからしくなったが、四谷方面に向かう先輩先生2名もまだ頑張ってマイクを握りしめている事だし、我慢する。
あと、名前もよく知らない女の先生とか、なんだかよく分からないけど泣きわめいてたり、あっちこっちで勝手に感動しているのか単に酔っぱらいなのかとにかく、20人部屋の中の雰囲気ははっきり言って異様でした。
2時過ぎにもう帰りたいなぁと思い、お互いに中が悪い先輩先生2名をタクシーに押し込み、四谷村へ帰る。車代は自分が出したが、ふたりともとても得したような顔をしているのが、印象的でした。

家に戻り、帰り際に頂いた寄せ書き色紙を読んだ。「寝ててすみません」というのばっかりで、なんだか果てしなくぐったりした気分でぼくも卒業を迎えたのであった。
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by cheaptrip | 2009-03-11 13:15 | 日記風

消費なんて、、、

テレビを持っていないが、ラジオの情報番組で連日定額給付金についての話題が続く。
受け取る、受け取らない、色々ある。刑務所で服役中の人にも12,000円支給されるのはケシカラン!と叫ぶ人もいる。
受刑者の方にも給付金がまわるのは当然だ。なぜ、線引きをする必要があるのかと思う。それぞれの事情はあるが、刑期を終えて外に出た時、仕事もなければ住む場所もないことの方が多いだろう。部屋を借りるにもまとまった出費がいる。仕事を探すにも当面必要なお金もいる。経済状況もどん底の今だからこそ、受刑者にも給付金を回し、社会復帰出来るまでの生活の足しが必要なのではないか。

で、私たちの周りでは給付金を受け取る、受け取らないなど意見のたたかいが盛り上がっているように思える。我が家は2人家族なので24,000円。5人家族なら60,000円。小さな子供がいる家庭ならともかく、単身者や、子供のいない私たちのような世帯での使徒はどのようなものだろうか。
既に給付金目当てのパックツアーの募集も始まっているらしい、どのみちはした金
と割り切って、ホテルのレストランでパッと使い切ってしまおう、なんて考えている人も多いみたいだ。消費とはそもそもそういうものだが、使い方の発想としてはちょっと虚しい気もする。

受け取らない、という人も含めて、ぜひ給付金はアートに使って欲しいと思う。パッと使って跡形もなくなるよりは、写真集の1冊でも、小さなプリントでも、エディションもののイメージでも、
何かそういったものに使って欲しいと思う。
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by cheaptrip | 2009-03-08 12:53 | 写真

居場所

今朝、2ヶ月ぶりに散髪する。家の近くに1000円カットのお店があって、試しに行ってみたら本当にちょうど1000円で色々してくれるので、最近我が家のバリカンは、専らヒゲの手入れ用になっている。プロのバリカンは髪の毛が引っかかることもなく、痛い目に遭う事もなく、誠に快適。ものの10分で終了し、帰りにハナマサに寄って、牛スジ肉g85円を400グラム、鶏レバーg56円を200グラム購入。レバーは、晩のおかず用、スジ肉は煮込み料理。2日煮込んだあとから旨くなるのだが、我慢出来ずに三分の一くらいは食べてしまう。

今日の昼飯は、3日煮続けた牛スネの和風ポトフ、身だけ取り出す。春菊の酒塩炒め、ネギ入りの出し巻き卵(甘口)レバーもひとかけら、和風ダシと酢で味付けして入れてみた。
仕事場に着いたらちょうど12時だった。

話は変わるが、先週は月末だった。1月あまり働いていないので、支払額は大したこと無かったが、2月も仕事が少なかったので、ちょっと心配であった。金、土、日、不思議なくらいに精算が集中して結果として余裕でクリアした、というか、そういうのは余裕で、とか言ってはいけないのだが。
日曜日の晩に札を数えてみたらちょうど50万円だった。
12月、1月と不動産の新規契約やら、更新の手続きやらでまとまったお金がぼーんと、流れてしまったが、こういったイレギュラーな出費もしばらくはないのでちょっと安心だ。

そんなことをつらつら考えていたら、いつもお世話になっている不動産屋さんがひょっこり顔を出してくれた。普通不動産屋さんというのは、アパートの部屋を借りるときと契約の更新をする時くらいしか顔を出さないものだが、うちの場合、毎年のように自宅を借りたり、駐車場を借りたり、事務所を広げたりと少しづつ大きくしているのと、色々な人を紹介したりしているので、月に一度くらいは顔を見せてくれるのである。このM氏に自分たちがお世話になっている案件だけでもこの4年の間に5件もある。その度ごとに保証金やら仲介手数料やらを払うのは勿体ない、という意見もあるが、超零細事業ゆえに、こういった無駄で遠回りの手段くらいしかやりようがなかったのである。

毎日毎日仕事しながら、小さな苗を育てるようにこつこつとやり続けながら、仕事の守備範囲を広げてきた。今や毎月の家賃は40万円を軽く超えたが、相変わらず生活は厳しいのだが、少なくともぼくのような道楽商売に理解を示してくれる家主さんがいるという事自体、これは夢ではないのかと未だに思うことがある。自分の居場所があるというだけでも奇跡だ。

展覧会屋さんとゆうのは、世間の人から見たら、得体の知れない商売である。街角でヘンテコなコピーの版画を売りつける商売と思われても不自然ではない。年がら年中表でタバコを吸ってばかりいるいるぼくのことを不審に思う人がいてもおかしくはないのである。この静かな住宅地の中で、丸4年かけて、最近ようやくこの地域にもささやかながら、小さな根が下ろせたように思う。

なぜ不動産屋が突然来たのかとゆうと、先週取りまとめたぼくではない人の契約についての報告とその顛末を耳に入れておいて欲しい、という用件だった。
全くの他人の案件ではないので、その一部始終を聞き、頭を下げお礼をした。何かヘンテコな事があったら、こちらにもすぐに伝えて欲しいとも。
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by cheaptrip | 2009-03-05 14:31 | 日記風