今のぼく、そして過去のぼくのこと。


by cheaptrip
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向島

月曜日、朝からお台場に行く。Eさんの写真展を見ておきたかった。お台場は午前中に限る。なぜなら、あまりにも遠いので、午後に行くと、日中の予定は全部お台場で潰れてしまうからである。会場は節電ということで、照明が切れていたが、特にどうとういうことはなかった。
そのまま浅草へ移動。雷門の地下の駐車場へ停めて、東武線に乗り、鐘ケ淵駅へ向かう。業平橋、曳舟、東向島と各駅停車は進み、4つ目が鐘ケ淵。駅名からして、川沿いだということを偲ばせる下街らしい名前が続くが、業平橋は、東京スカイツリー前という駅名に変わるらしい。 こういうのは良くないと思う。東向島という駅も、昔は「玉ノ井」という駅名だった。20年くらい前まではそうだったのではないか。
 昔、堀切菖蒲園で撮影の仕事をしていたとき、両国の何かの記念写真で50人くらいの集合写真を撮ったことがある。写真屋の集合写真は、50人の場合 前から12人 11人 10人 9人
一番後が8人の5段並びになる。そうすると、綺麗に前の人との間に顔が入るのであるが、一人だけどうしても写真を撮る直前に前の人の後に顔を隠す人がいた。写真を撮られたくないのか、何度直してもらっても顔を隠そうとするのだ。だんだん頭に来てしまい、ついそのまま撮ってしまった。
翌週、仕上がりを受け取ったお客様から、クレーム。顔が隠れていると本人から電話があったらしい。
すぐに社長から、お客様のところへ頭を下げに行け、と言われたのがこの玉ノ井と鐘ケ淵の間くらいのもの凄い薄暗くて迷路のような路地の中にある住宅だったことを思い出す。菓子折りを持って誤りに行ったが、何か釈然としないもやもやした気分が残ったが、それでも顔を隠さずに撮って帰って来るのがプロというものなのだ、と思い知らされた夜であった。

隅田川と荒川に挟まれたディープイーストエリアに降り立つのはそれ以来で、20年ぶりということになる。同じ下町と言っても、千住とも深川とも違う、生活感むき出しの町並。他所者に対する視線が痛い。墨田水門から、荒川の土手に上がり、堀切橋を見た。20年前と全く変わらない風景がそこにあった。建物や道路は新しくなるが、土手からの川の流れは憎たらしいほどあの頃のままなのである。
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by cheaptrip | 2011-06-18 18:35 | 日記風

梅雨


赤字にあえぐ、地方の私鉄の経営を任された50歳の社長の話を読んだ。赤字路線を引き継いだ第三セクターでまともな経営が成り立っている会社は無いということだったが、矢継ぎ早に色々なアイデアを仕掛け、全国から観光客が訪れ、路線ばかりか沿線を訪れる人も増えているのだという。
更新の時期を迎える車両の置き換えは、新車が相場であったが、敢えて車齢40年を越す中古気動車を購入。塗装を昔の国鉄のカラーに戻して、昭和の田舎の風景を再現しようという試みは興味深い。
中古気動車を購入することには、運転手や整備工場からも猛烈に反対があったらしい。沿線の自治体も新車を望んでいた。しかし、置き換え=新車という発想は、ひとつの固定観念だと言い切る。
中古の国鉄気動車とボンネットバスを借り切ってのツアーを企画したり、撮影会を催したり、その会場で色々なぐっずを販売したり、沿線に菜の花やあじさいを植栽して車窓風景を楽しませたり、という発想は、沿線の人のための足を確保するという見地から見れば、めちゃくちゃであるが、それが、経営の行き詰まりから抜けきれない現状のひとつの突破口になっている。
デタラメでも、いや、デタラメの中にも、自分に返ってくる何かがあるのだ。 
なんだろうなー、この妙な閉塞感。 自分たちのヒントになれば、と思った。
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by cheaptrip | 2011-06-18 14:29 | 日記風