ブレッソン死去
2004年 08月 06日
フランス写真界の至宝と呼ばれ、20世紀を代表する写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンが、2日亡くなっていたことを、近親者が公表した。
日本では「決定的瞬間」の写真家として、有名ですが、あれは、50年以上前にフランスで出版された初めての著書のアメリカ版(英語版)のタイトル"The Decisive Moment"をある日本人写真家が訳してみた言葉で、大分元の意味とは懸け離れた感じがします。なんか、風が吹いてスカートの中身が見えた瞬間とか、そういう風に取られがちですけど、フランス語版のタイトルを訳してみると「消え去るイメージ」とかそんな意味だったような気が致します。
それはともかく、最近でいうと、ヘルムート・ニュートンが亡くなったときに比べると何かいまひとつ感慨にひたる雰囲気がないのは、もう引退して40年近く経っているからかもしれません。
でもやはり、永遠の定番という感じで、写真にのめり込んだ事のある方なら、一度は見ておきたい作品である事はいうまでもないですし、50年代のグラフジャーナリズム全盛期を知る写真家がまたひとりいなくなってしまうのはちょっと寂しい気も致します。
件の「決定的瞬間」今買うと凄い値段になっているのですが、仕事柄私も一冊持ってまして、ちょっと今夜は久しぶりに引っ張りだしてきて、ブレッソンのエッセンスに
酔いしれたいと思います。
資本主義社会の悲しい性とでもいいましょうか?
たぶん、東京で追悼展が開かれるはず、もう関係者は当然会場探しに奔走していることと思いますが。。。
とりあえず、享年95歳、ご冥福をお祈り申し上げます。
日本では「決定的瞬間」の写真家として、有名ですが、あれは、50年以上前にフランスで出版された初めての著書のアメリカ版(英語版)のタイトル"The Decisive Moment"をある日本人写真家が訳してみた言葉で、大分元の意味とは懸け離れた感じがします。なんか、風が吹いてスカートの中身が見えた瞬間とか、そういう風に取られがちですけど、フランス語版のタイトルを訳してみると「消え去るイメージ」とかそんな意味だったような気が致します。
それはともかく、最近でいうと、ヘルムート・ニュートンが亡くなったときに比べると何かいまひとつ感慨にひたる雰囲気がないのは、もう引退して40年近く経っているからかもしれません。
でもやはり、永遠の定番という感じで、写真にのめり込んだ事のある方なら、一度は見ておきたい作品である事はいうまでもないですし、50年代のグラフジャーナリズム全盛期を知る写真家がまたひとりいなくなってしまうのはちょっと寂しい気も致します。
件の「決定的瞬間」今買うと凄い値段になっているのですが、仕事柄私も一冊持ってまして、ちょっと今夜は久しぶりに引っ張りだしてきて、ブレッソンのエッセンスに
酔いしれたいと思います。
資本主義社会の悲しい性とでもいいましょうか?
たぶん、東京で追悼展が開かれるはず、もう関係者は当然会場探しに奔走していることと思いますが。。。
とりあえず、享年95歳、ご冥福をお祈り申し上げます。
by cheaptrip
| 2004-08-06 18:18
| 写真