人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今のぼく、そして過去のぼくのこと。


by cheaptrip
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

俺のカツ丼

昨日、ラーメン&カツ丼セットの話をしかけて、やめたら、急に「カツ丼」がたべたくなってしまいました、ボクです。いかがお過ごしですか?

前に、カツ丼を食べたのはいつのことだか、全然思い出せません。25歳くらいまでのボクは、ゴチになるといえば、カツ丼、或いはカツ重と心に決めていたくらい、しょっちゅう食べていたような気がするのですが、どうしちゃったのだろう。

大学時代、学校の第一食堂(通称一食)のカツ丼を良く食べていました。たしか390円くらいで、カウンターのおばちゃんに食券を渡すと、小さなカツ丼専用の把手のついた、フライパンを手にしながら作りはじめるのが見えるので、そのプロフェッショナルな美技の数々を毎回飽きずに眺めていたものでした。

みりんが程よく聞いたショー油ベースのだし汁をまずは煮立てるところから始まります。同時に薄くスライスした長ねぎも投入。このねぎがまた煮えてくたくたになっているのが旨いのです。

ふつふつと、煮立ちはじめたところで、大きめにカットしたトンカツを投入。
衣は汁をたっぷり吸い込んで大きく膨らみはじめます。
途中で衣を崩さぬように、慎重かつ迅速にカツをひっくり返し、裏面もまた同じように汁を吸わせるのです。

十分に味が染み渡ったところで、既に小さなアルミのボウルで丁寧にかき混ぜられたタマゴを静かにその小型フライパンにまわし入れる。

や否や、ふたを閉め、さらに火から遠ざけて待つこと数十秒。。。

この時間が絶妙だ。
あまり長すぎるとタマゴが固まり過ぎてしまうし、短いとふんわり感が台無しだ。

しかし、プロフェッショナルオバちゃんは、その絶妙なタイミングを計りつつも手は休めない、少し大きめのドンブリに白いご飯をワッセワッセと盛り付け、アツアツのフッハフッハのご飯の上に、ナベを揺すればプルルンとタマゴが揺れる、できたての具材を流し入れるようにドンブリの上に載せて

「ハイ、お待ちどうさん!」

あーたまらん。

タマゴとカツの絶妙なハーモニーが最高!と思っていたら、近頃はソースカツ丼とか地方によっていろいろ流派があるみたいだ、ということを知りました。
ちなみに、結局喰わなかったのですが、岡山県のカツ丼は、なにやらドミグラスソース風のものが揚げたてのカツにどっぷりと掛かった、なかなかに濃厚な一品で、あれは何が載っっているのだろう。

ラーメン食べたい時にカツ丼も喰いたいとは絶対に思わないけれど、あとから出てきたそいつを見た瞬間、かなり大きく反応してしまったボクです。

見た目あんまりうまそうに見えないのですが、地元民はこれじゃないとだめだとか。
俺のカツ丼_a0005432_1855512.jpg
ちなみに、これは表町の「やまと」っていう洋食屋さんのカツ丼なんですが、洋食よりもラーメンがうまいというので大変良く知られたお店だそうで、そのラーメンとダブルで注文するのがこいつらしいです。
by cheaptrip | 2004-08-17 18:10 |